
Member Interview
モットーは「おもてなしの徹底」。
一人ひとりのお客様からじっくりと思いを伺える仕事
Introduction
「買取店わかば」和歌山四ヶ郷店でスタッフとして働く松本さん。お客様が心から喜んでいただける接客や、お客様に笑顔で帰っていただける接客を目指している松本さんが、買取店わかばでスタッフとして働くやりがいや魅力を語ります。
お客様のお家に眠っていた商品を
価値に換える仕事
まずは、日々のお仕事内容を教えてください。

わかばで働く前は、どんなお仕事を経験してきたのですか。

試食販売やCDショップ、ケーキ屋さんやスーパーなどで接客業を経験してきました。結婚後は工場で働いていたのですが、子どもの風邪などで休むことが多く、派遣切りにあってしまって。早く次の仕事を探さないとと思っていたときに見つけたのが、わかばの求人でした。面接の時点でこちらの働き方の希望にたくさん耳を傾けてくれて「働きやすそう」だと感じ、3年ほど前からわかばで働き始めました。
ひとりのお客様あたり、どれくらいの時間をかけてヒアリングを行うのですか。

平均して20分ほどですが、30分以上お話を伺う場合もあります。どのようなきっかけで商品を持ってきてくださったのか、いつどこで買われたものなのか、あるいはどなたかからプレゼントされたものなのかなどを伺います。お客様の商品に対する思い入れも、なるべく査定に反映させたいという思いがあるので、ヒアリングを大切にしているんです。
どのようなきっかけから、わかばに来店されるお客様が多いのですか。

一番多いのは大掃除でしょうか。私と同年代の60代以上の方は特に、「子どもに負担を掛けないように、自分の持ち物や家にあるものを処分しておきたい」と思い立って大掃除をされる方が多くて。その中で見つけたものを持ってきてくださる方が多いんです。他には、同じ敷地内にある古着のリサイクルショップの「キングファミリー和歌山四ヶ郷店」で買い取れなかったものを、こちらに持ってきてくださるお客様もいます。同じオーナーが経営している店舗なので、お客様を紹介してくれるんです。
わかばなら、幅広い商品を買い取ってもらえるんですね。

ブランド品や貴金属以外に、家電製品やおもちゃ、化粧品なども買い取っています。来店されたお客様には、「こういった商品も買い取れるので、捨てる前に持ってきてくださいね」と声を掛けています。ゴミとして処分するとなると手数料を取られるものも、わかばに持ってきてくだされば価値に換わりますから。一方で、カードなどを売りに来てくださったお客様には、「専門店の方が高値が付くと思うので、一度行かれてみてはいかがですか」と勧めることも多いです。
とても誠実な接客ですね。

わかばのコンセプトは「おもてなしの徹底」なので、お客様に心から喜んでいただける接客や、笑顔で帰っていただける接客を目指しているんです。ゴミとして処分するとなると手数料を取られるものも、わかばに持ってきてくだされば価値に換わりますから。一方で、カードなどを売りに来てくださったお客様には、「専門店の方が高値が付くと思うので、一度行かれてみてはいかがですか」と勧めることも多いです。
60代からわかばデビュー。
新鮮なことがたくさんで日々が楽しい
わかばで働く前は、どんなお仕事を経験してきたんですか。

結婚するまでは銀行でテラーとして働いていました。その後はファッション関係に転職して、商業施設の中にあるショップの店員として販売や仕入れを行っていました。そして、スーパーのサービスカウンターで働いた後、13年前にキングファミリー和歌山四ヶ郷店のオープニングスタッフとして働き始めて。2023年11月に、わかば和歌山四ヶ郷店がオープンしたタイミングで、異動を提案されてこちらに移りました。
わかばへの異動を提案されたときは、どのような気持ちでしたか。

キングファミリーでの仕事は基本的に立ちっぱなしですし、洋服の入った10キロのかごを運ぶこともあったので、60歳を超えた頃から体力的なしんどさを抱えることも増えていました。けれど、わかばでの仕事は座り仕事が多くて体力的な負担が少ないので、オーナーはそうした部分も配慮して異動を提案してくださったのではないかと思っていて。体力が続かないなら辞めなきゃと思っていたので、こうしたチャンスをいただいてうれしかったです。実際に働いてみると、新しい学びも多くて日々が楽しいですよ。
わかばで働き始めて新鮮だったことはありますか。

一人ひとりのお客様とじっくり話せることでしょうか。キングファミリー時代から顔見知りで、挨拶と一言二言を交わすことのあったお客様が「ゆっくり話したかったから」と、わかばに商品を持ってきてくれることもあるんですよ。同年代の方とは、子どもや孫の話で盛り上がりますし。「ただ商品を売って帰ってもらう」お店ではないので、お客様とのコミュニケーションを楽しんでいます。

お客様の喜びがやりがい。
ときにはお客様の姿勢に励まされることも
どんなときに、お仕事のやりがいを感じますか。

お客様が持ってきてくださった商品に対して、思いや愛着を伺ったうえで金額を提案して、お客様がすごく喜んでくださったときですかね。ときには、「きゃー!」って大喜びしてくださるお客様もいますよ。
期待に沿う金額で買い取れないケースもあると思いますが、
そのようなときはどう提案するんですか。

「なぜ、その金額になるのか」をしっかりと説明します。たとえば電化製品は年々新しい製品が出ているからこそ、年数が経つとお値段が付きづらくなりますし、お着物などは数年前のリメイクブームの時期に比べると高額の買い取りが難しくなった部分はありますから。どうしても需要と供給で価格は決まるので、そうした理由を丁寧に説明すると、皆さん納得していただけますね。
お客様とのエピソードで印象に残っていることはありますか。

離婚をきっかけに、指輪などを持ってこられるお客様が多くいらっしゃるんですが、おひとりで小さなお子さんを育てている方も多くて。私も夫と死別して一人で子どもを育ててきたので、どうしても感情移入してしまいます。それに、お客様が前向きに頑張っているお話を聞かせていただくと、「若い方も頑張ってるんやから私も頑張ろう」って気持ちになりますね。何より、心を許してくださって、お客様が自ら商品に対する思いやご自身のことを話し出してくださると、とてもうれしいです。
「どうしよう」と不安になるのではなく、
「まずはやってみよう」の気持ちを大切に
どんなところに働きやすさを感じていますか。

チームワークがばっちりなところですね。みんなが優しくて親切で、お互いに助け合おうという気持ちを持っているんです。喉が乾燥してせき込んでいたら、必ず「大丈夫?」と声を掛けてくれるような、その一言がすごく優しいなと思いますし、始業前にはお互いの家庭の話をしたり、悩みを聞いたりもしていますよ。二回り以上年下のメンバーが多いので、彼女たちと話をする中でいろんな考え方を知れることも楽しいですね。
社内イベントも活発なようですが、参加したことはありますか。

目標達成のお祝いに、オーナーがご飯に連れて行ってくれることはありますね。会社主催のバーベキューには、家族参加がOKなので孫を連れて参加しました。キングファミリー時代には、韓国旅行やハワイ旅行にも連れて行ってもらいましたよ。
わかばに新しい仲間を迎える上で、どんな人と一緒に働きたいですか。

何に対しても、「どうしよう」と不安になるんじゃなく、「まずはやってみよう」「失敗してもなんとかなるし大丈夫」という考えで行動できる、ポジティブな方がいいですね。私も古着のリサイクルショップがどんな仕事をする場所なのかさえ知らない中でキングファミリーに入って、60歳を過ぎて買取店というまた新しい場所で働き始めましたが、楽しく働き続けられているので。前向きに仕事に取り組む気持ちがあれば、経験が無い方でもすぐに仕事を覚えて活躍できるようになると思いますよ。